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障がい者のための社会人マナーセミナー・レポート

開催日時 平成21年2月4日(水) 13時30分〜15分30分
場所 大田商工会議所 2F 会議室
主催 島根県障害者就労支援センタージョブ亀の子 

まとめ: 
演題 「生き生きと楽しく仕事をするために」
P−Create 代表 松下 香寿美 氏

1. 働くということ
働くということはどういうことなのか、何のために働くのかを考える。「人の為」に働く→「偽」という字になる。つまり、働くということは人の為ではなく、自分の為なのだということ。自己実現「なりたい私に」なるために働くのだということを学ぶ。

2. 「組織人」として「プロ」として求められること
体調管理、時間や約束を守る、責任(正確な仕事をするために→メモ・復唱・報告)、コミュニケーション(挨拶・返事など)、チームワーク(協力意識)などを基本として、働く一人ひとりが会社の「顔」だという意識を持って、「ビジネスマナー」を身につけること。
「真の人間関係は弱みを見せても怖さのない関係である」という人間関係を社内で築いていけることが大切だと学ぶ。

3. 印象管理と身だしなみ
第一印象の決定時間は6〜7秒。見た目で印象の55%が決まる。
頭髪、化粧やひげ、服装などをポイントに、参加者同士で身だしなみチェックを行う。

4. 心の伝わる挨拶
ただ挨拶するのではなく、『(明るく)(いつでも誰にでも)(先に)(続けてひとこと)』という心のこもった挨拶、又お辞儀の中には会釈、普通礼、敬礼の3種類があり、その中にさらに同時礼、分離礼があることを学び、実際に練習をする。

5. ことばづかい
 「お客様がいらっしゃいます」「わたくしがいたします」など尊敬表現、謙譲表現について学び、実際に声に出して練習をする。日頃から声に出していると身につく。

6. 業務遂行のステップ
 メモ・復唱確認・報告など上司から指示を受けた時にどのようにすればよいかを学ぶ。
 呼ばれたら明るい返事をすることにより、やる気があるという印象を与えられる。

7. コミュニケーションで大切なこと
 笑顔でハキハキと自ら先に挨拶、会話をすること、相づちしながら聞くこと、「私は〜だと思います」というように自分の気持ちを伝えることなど、職場内でうまくコミュニケーションをとるポイントについて学ぶ。

8. 質疑応答
・ 素敵な笑顔の作り方を教えてほしい。→口角(唇の両端)を上げるようにすると良い。鏡を見ながらやってみると良いというアドバイスをされる。

58名(障がい者43名、保護者関係者15名)の方に参加していただきました。
参加者の方からは「とても楽しかった」「勉強になった」「また参加したい」という声をたくさんいただきました。松下先生、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。


セミナーの様子セミナーの様子

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