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障がい者のための社会人マナーセミナー・レポート

日時:平成22年2月9日(火) 13時30分〜15分30分
会場:大田商工会議所 2F 会議室
主催:大田障害者就業・生活支援センタージョブ亀の子 

まとめ 
演題 「明るく意欲的な挨拶・アサーション〜自分の気持ちをうまく伝えるには〜」
P−Create 代表 松下 香寿美 氏

69名(障がい者50名、保護者関係者19名)の方が参加される。

1. コミュニケーションとは
 外見が違うことは受け入れられるのに、性格・考え方が違うことは受け入れられない。
 性格・考え方が違うことを受容し、心を開いて関わっていくこと。自分を伝えるためには、心の中の気持ちや考えを「できるだけ正確に」とらえてから「正直に」伝える。
 分かり合うために、確かめ合うことが大切→「〜なんですね」と伝え返すこと。

2. 心の伝わるあいさつ
 心の伝わるあいさつのポイント『あ(明るく)い(いつでも誰にでも)さ(先に)つ(続けてひとこと)』 又、お辞儀の中には会釈、普通礼、敬礼の3種類があり、その中にさらに同時礼、分離礼があることを学び、ペアを組んで練習をする。

3. 自己表現のパターン
① 不十分な自己表現(心理:自分を否定、不正直。引っ込み思案。嫌われたくない。)
② 過剰な自己表現(心理:自分本位で他者を否定。相手を服従させたい。)
③ 歪んだ自己表現(心理:自分本位で他者を否定。相手を服従させたい。)
④ 適切な自己表現(心理:自分も相手も大切。相互に歩み寄る気持ちがある。)

 という4つのパターンがある。自分はどのパターンにあてはまるか考えながら、適切な自己表現ができるように(アサーティブであることを)心がけることが大切だと学ぶ。

4. アサーション(アサーティブであること)を心がける
 1誠実・・・自分にも相手にもうそをつかない。
 2率直・・・相手に分かりやすいことばで、「私は〜と思う」「私は〜してほしい」率直に伝える。
 3対等・・・自分をむやみに卑下したり、相手を見下したりしない。言いにくい人には言わず、言いやすい人に言うのではない。
 4自己決定と責任・・・自分のしたいことを自分で決め、その責任を引き受ける。
この4つの柱を基本として、アサーションの流れとは、「事実(実は・・・)」「正直な・率直な(正直に言うと・・・)」「希望・要求(だから・・・)」「確認(どうでしょうか)」という大まかな流れがあることを学ぶ。また、アサーションのポイントを学び、ペアを組んでどういう風に相手に伝えればよいか演習を行う。

セミナーの様子セミナーの様子
セミナーの様子セミナーの様子

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