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平成26年度島根県障がい者就労支援ネットワーク強化・充実事業 障がい者雇用企業見学会 レポート

1.日 時: 平成27年2月24日(火) 14:00~17:00

2.見学先: ①社旗福祉法人 島根県社会福祉事業団 障害者支援施設 清風園
       ②広島アルミ二ウム工業株式会社 大国製造部

3.参加者: 企業7名 機関3名 スタッフ4名 14名 

4.主 催: 大田障がい者就業・生活支援センター ジョブ亀の子
       石見大田公共職業安定所
       浜田公共職業安定所川本出張所

5.視察報告:

①島根県社会福祉事業団 清風園

園長の宇谷様より事業紹介をしていただいた後、サービス管理責任者高田様に施設の案内をしていただく。
清風園では現在障がい者雇用は1名(川上勝浩様)。実際働いている所を見せていただく。多目的ホールで掃除機をかけておられた。そこでの掃除の工夫は、利用者さんに掃除をしていることが解るように「清掃中」と書かれたサインボードを立てかけて置くこと。サインボードに「足元注意」と書いたほうが良いのではないかと提案し、張り紙をされていた。

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質疑応答(川上さん)
Q 相談は誰にしますか
A ジョブ亀の子(黒田支援員)、友達に相談する

Q 仕事を頑張れるきっかけは
A 仕事は仕事、遊びは遊びと言われた言葉を大事にしている。

Q 最初に困ったことは
A 1日の流れがあるが、ここを先にやってと言われた時、マニュアル通りに出来なかったこと。
   今は定時の時間が過ぎてもして帰るようにしている。

質疑応答(宇谷園長)
Q マニュアルを作られたと思うがどのようにして作成したか
A 掃除を見させてもらいどのくらいの時間でできるかを見極めた。
   本人との話し合いをしながら決める。今は本人のやり方で曜日ごとに分けてしている。
   本人が自分でやると言う事が大切。気がついた時に本人に直接言って行く。

仕事はきちんとしてもらう。どのようにすれば仕事ができるか補助してあげる。体制を整えてあげれば、きちんと対応してくれる。普段の会話も大事にしている。と宇谷園長様がおっしゃていた。宇谷園長様の想いが川上様に伝わっていい信頼関係ができていると感じた。


② 広島アルミ二ウム工業株式会社

生産本部 大国製造部 次長 和田 強志様
生産本部 大国製造部 管理課 課長 山戸 康弘様
生産本部 大国製造部 管理課 検査係 係長代理 辻 雅也様

障がい者雇用1名(高山和宏様)雇用に至るまでの経緯を説明していただく。
2名で体験(2時間半)2日→(3時間)7日→チャレンジ実習(4時間)10日→委託訓練(5時間)1ヶ月行った。その後2名の出来高等総合評価をし高山さんが雇用される。

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2名の出来高の差がはっきりとわかる

今はX線検査の仕事を任されておられる。(実習の時とは違う仕事)
実際働いている所を見学させてもらう。

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質疑応答(高山さん)
Q なれるまでにどのくらいかかりましたか
A 2年ぐらい

Q 2年かかったが、どのあたりが大変だったか
A 機械が違うので開けて閉める(扉を)のが大変。最初は立ち仕事で足が痛かったが、今は慣れた

Q 困った時は相談する人が決まっているか
A 決まった人はいる

Q やりがいは
A 出来高をみてよく出来た時うれしい。

Q 給料は何に使っていますか
A 全部貯金しています

質疑応答(企業)
Q 実際雇用してどうだったか
A 最初の障がい者雇用でとまどいもあった。実習を重ね見極めができた。特別扱いをしない。ローマ字は苦手だが、作業に対して素直に聞いてくれるし、きちんと指示通りにしてくれる。あいさつも職員より大きい声でしてくれる。職員のお手本になっている。職員が勉強になった。

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6.最後に
島根県社会福祉事業団清風園の皆様、広島アルミ二ウム工業株式会社の皆様には、見学会の段取りから当日の案内、説明まで大変お世話になりました。ありがとうございました。
ご参加いただいた事業所の皆様、関係機関の皆様ありがとうございました。

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