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令和6年度島根県障がい者就労支援ネットワーク強化・充実事業 障がい者一般就労体験発表会 まとめ

【日 時】 令和7年1月15日(水) 14:00 〜 16:00

【場 所】 島根県立男女共同参画センターあすてらす 1階ホール

【主 催】 大田障がい者就業・生活支援センター ジョブ亀の子
     大田市障がい者自立支援協議会就労支援部会   
     石見大田公共職業安定所

【参加者】 71名

【内 容】

挨拶
大田市 副市長 船木 三紀夫氏

感謝状贈呈式
職場実習を新規に受入れされた事業所へ大田市副市長より感謝状贈呈(3事業所)
「」は各社のコメント内容 

仁摩電器株式会社

「自分にも障がいがあり、働くことが怖くて1年間家にいることがあった。今は全国の人とかかわ り、雇用の場を守っている。平和と働くことを大切にしていきたい。」

株式会社中央ビルサービス

「2名の実習生を受入れ、道の駅ごいせ仁摩の清掃業務などを担当してもらった。実習生に は一生懸命働いてもらったが、事業所側の障がいに対する知識不足を感じ、障がいへの理解 を深めていく必要があると感じた。」

株式会社ブリヂストンショップ大田

「1名の実習生を受入れ、まじめに一生懸命働いてもらった。仕事の技術よりも仕事の雰囲気等 を感じてもらえるようにした。」

趣旨説明
大田市 地域福祉課障がい者福祉係 持田 結貴氏

内容

発表

間商事有限会社 代表取締役社長 間 孝司氏

  • 従前から障害がある方を雇用していた。
  • 高齢化が進み働き手不足な状況だったため、何でもいいので仕事をしてもらえる人を探していた。
  • 南原氏には令和3年から働いてもらっており、無遅刻無欠勤で安定した出勤を続けてもらっているのでありがたいと思っている。
  • 1つのことは確実にこなすことができるが、2つ以上のことは忘れていたり中途半端だったりする。優先順位をつけたり2つ目以降のことはメモをするように助言している。
  • 様々な職種があるが、自分が輝ける職場は必ずあるため、自分のアピールポイントに合った会社で働いてほしい。また、企業側も従業員が輝ける職場づくりを作っていく必要があり、そうすれば自然に企業の価値も上がると思っている。

間商事有限会社 南原 敏彦氏

  • 就労してから挨拶や消費期限と賞味期限のチェック、整理整頓を特に気を付けている。
  • 働くうえで大切だと思うことは、仕事に対する意欲を持ち続けること、積極的に元気な挨拶をすること。厨房等に入るときは衛生面や体調管理、身だしなみを整えること。
  • これから就職を目指す方は、目標をもって挑戦していくこと、自分の課題をちゃんと意識することが大事だと思う。

菅公アパレル株式会社 大田第一工場 生産課長 角 明彦氏
菅公アパレル株式会社 大田第二工場 生産課長 伊吹 蓮氏

  • 菅公アパレル株式会社の創業からの歴史や事業等について説明。
  • 発表中、セーラー服ができるまでの生産工程がわかる動画を視聴。
  • 「子どもたちの未来のために」を企業理念として取り組んでいる。
  • 学生の多様性に配慮した制服等を制作。(大田工場は主に体操服の上着Tシャツを生産)
  • 学生服は受験終了後、採寸して納品となるため3月は繁忙期となる。
  • 5~6人のチームで1着を制作する。8~9割の人はミシンの経験がない状態で就職するが、業務にあたる中で身につけることができ、身につけることができれば衰えることなく長く働くことができる

菅公アパレル株式会社 大田第一工場 三井 春奈氏

  • 職場実習では仕上げの部署を経験し、袋詰めの作業をした。
  • 実習期間中、分からないことがあれば職員にやさしく教えてもらいながら心地よく実習をすることができた。
  • 入社当初も仕上げの部署で袋詰めなどの作業を担当。二年目からは縫製の仕事を担当することになり、その担当業務を続けている。
  • 体調不良になり2か月ほど仕事を休む時があったが、会社の配慮があり復帰することが できた。
  • これから就職を目指す人たちは、まずは自分がどんな仕事をしたいのか考えておくとよい。また、やりたいことの候補をたくさん出して、その中から選んだり実習を通して選んでいくのも良い。
  • 会社側の配慮が必要なこともあるが、会社ばかりに負担をかけるのはよくないので、就労する側が会社に合わせることも大事だと思う。

質疑応答

〇質問①「長く働くために必要なこと、大切なことは?」
間  氏「自分のアピールポイントを大切にしている。自分の顔の疾患が中学時代はコンプレックスだったが、就労し、営業を行う中でアピールポイントに変わった。また、常に勉強することを大事にしている。」
南原氏「頑張って働こうという気持ちやあいさつ、身だしなみを整えることを大事にしている。」
角  氏「無遅刻、無欠勤に向けて自身の健康管理が大事だと思う。」
三井氏「報告、連絡、相談を大事にしている。いろんなことをあきらめずに取り組むことが大事だと思う。」

〇質問②「仕事の中で達成感を感じるのはどんな時か?」
南原氏「お客さんに商品を買ってもらったとき。」
三井氏「難しい製品を縫うことができるようになったり、褒められたとき。」

〇質問③「障がい者雇用すること、一般就労することに不安なことがあったか?」
間 氏「仕事を覚えてもらえるかどうか、職員とコミュニケーションがとれるか、お客さんへの対応
ができるか不安だった。チャレンジ事業の5日間でこの3点に不安が消えて採用した。」
南原氏「職場の人とコミュニケーションをとれるか不安だった。」
角 氏「職場の職員の配慮が行き届くか不安だった。職員教育が行き届いていないこともあるので、今後も教育に取り組んでいきたい。また、簡単な仕事からスタートしていくが本当にできるのか不安があった。企業努力で訓練や目標をその人に合ったように進めていきたい。」
三井氏「一般の人と一緒に働きたい、お金がほしいという気持ちがあったので一般就労した。」


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