日時:平成21年3月12日(木)13時30分〜16時15分
会場:大田商工会議所
主催:島根県障害者就労支援センタージョブ亀の子
内容
1.挨拶
社会福祉法人亀の子 理事長 森山賢勝
2.島根県障害者就労支援センター「ジョブ亀の子」登録・利用状況報告
・平成20年度島根県障害者就労支援センター事業 報告
・平成20年度島根県障害者就労支援ネットワーク事業 報告
3.障害者福祉・雇用に関する情勢報告
① 島根労働局 職業安定部職業対策課
・島根県の障害者雇用数の推移
・障害者の雇用の促進等に関する法律の一部を改正する法律案の概要
中小企業における障害者雇用の促進
短時間労働に対応した雇用率制度の見直し
特定求職者雇用開発助成金の拡充
障害者雇用ファースト・ステップ奨励金の創設
② 島根県健康福祉部障害者福祉課
・一般就労移行等促進事業の説明 ほか
③ 大田市役所社会福祉課(大田市地域自立支援連絡会就労支援部会)
・部会の目的、構成団体
・平成20年度部会実施状況説明
・平成20年度実施内容説明
・障害者の雇用に関するアンケート実施及び回答結果について情報提供
④ 石見大田公共職業安定所
・ハローワーク石見大田管内の障害者雇用状況の説明
・就職の状況報告
4.情報交換
① 社会適応訓練事業について 県央保健所
・目的、事業内容、島根県の実績、大田圏域の協力事業所について説明
② 障害者委託訓練について 出雲高等技術校
・内容、訓練の流れの説明
・平成20年度出雲高等技術校障害者委託訓練実施 実施状況報告
③ 特別支援学校の卒業生の動向について
石見養護学校 出雲養護学校 江津清和養護学校 浜田養護学校
④ 介護サービス科について
・平成20年度修了生8名(ヘルパー2級取得)
・平成21年度現在9名入校予定 (内1人は、聾学校からの初めての入校)
5.障害者雇用の事例発表
〜 コンクリート製造会社に就職をした精神障害者Aさんの事例 〜
① ジョブ亀の子からの支援経過説明
② 本人からの就職に至るまで、現在の様子や思いを発表
③ 質疑応答
Q1 病気(障害)を公開しての就職についてよかったことを教えてほしい。
A1
会社の従業員に理解をしてもらいやすかった。通院もしやすいし、かくしているという不安感もない。もし、非公開だったら通院も嘘の理由を言って休まなくてはならないし、不安感が溜まっていたかもしれない。
Q2 通院や服薬その他、どのようにしているか?
A2
以前、福祉施設を利用している時から、自己管理をして定期的な受診、服薬管理はしっかりやっています。
Q3 一般就労に就くまでに何年もかかっているが、就職をしたいというモチベーションの保ち方をどのようにされていたのか。
A3
自分でHWへも通い相談を何度もしたし、障害年金だけでは生活が苦しく、少しでも収入を増やしたいという強い思いがあったから気持ちの維持ができた。
Q4 収入の変化について、どうのように変ったのか教えてほしい。
A4
障害年金だけの時には、ほしいものがあっても我慢してきたが、今はほしいものも買える喜びがある。
Q5 会社内の相談相手はどうしているのか?また、それは自分でこの人がいいと決めたのか、会社側が決めたのか?
A5
仕事内容によって、自分で相談相手を変えて相談している。
Q6 S社のよさはどんなところですか?
A6
病名をオープンにしたおかげで、従業員全員に自分を理解してもらえたことがとてもよかった。見た目では、精神障害は解りにくいと思うが、障害をオープンにした方が仕事がやりやすい。