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平成28年度 第1回障がい者就業・生活支援センター事業連絡会議 レポート

1.日 時:平成28年6月13日(月) 13:15 ~ 16:00

2.場 所:石見銀山世界遺産センター オリエンテーション室

3.参加者:30機関 31名 スタッフ5名  合計36名参加

4.主 催:大田障がい者就業・生活支援センタージョブ亀の子

5.内 容
●挨 拶

大田障がい者就業・生活支援センタージョブ亀の子 所長 森山 康仙

●大田障がい者就業・生活支援センタージョブ亀の子 状況報告 月森 博美
 ① 平成27年度の実績について
 ② 平成28年度4月~5月末実績、28年度年間計画について

●情報提供
① 島根労働局 職業安定部 職業対策課 沖田様
・ 平成27年度障害者職業紹介状況
・ 「障害者トライアル雇用奨励金」の説明

② 島根県 健康福祉部 障がい者福祉課 植田様
・ 障がい者就労支援事業について
・ 島根県障がい者就労に関するデータ
・ 「発達障がい者就労支援のあり方」の策定について

③ 島根県 商工労働部 雇用政策課 奥原様
・ 障がい者の雇用促進・安定事業の概要(平成28年度計画)
・ 平成27年度障害者の態様に応じた多様な委託訓練実施状況
・ 平成28年度開講予定の訓練コース

④ 島根障害者職業センター 荒木様
・ 業務実施状況 平成27年度
・ ハローワークでの出張相談のご案内
・ 「アセスメント(職業評価)」「JST(職業対人トレーニング)」に関する研修会のご案内
・ 島根障害者職業センターのご案内

⑤ 石見大田公共職業安定所 中村様
・ 平成27年度 障害者職業紹介状況報告
・ 平成28年4月末現在 ハローワーク石見大田障害者の状況報告

⑥ 浜田公共職業安定所川本出張所 景山様
・ 平成27年度 障害者雇用対策業務取扱状況報告

⑦ 島根県立東部高等技術校 浅津様
・ 平成27年度就職者状況(介護サービス科) 6名就職
・ 平成28年度入校者状況 3名入校
・ 年度別就職状況(大田圏域入校生)
・ 平成27年度「障がい者委託訓練」実施結果、28年度実施状況・予定

⑧ 島根県立西部高等技術校 長見様
・ 西部高等技術校の概要
・ 障がい者を対象とした職業訓練について

⑨ 大田市役所 地域福祉課 岩谷様
◇ 障がい者就労支援部会について
・ アンケート(3名以上雇用の426事業所に配布、回収率41%)
・ 平成27年度の職場体験実習で一般就労につながった方がいたので、今後も継続して実施していく。
・ 今年度は一般就労体験発表会を平成29年1月29日に開催する。
     
⑩ 邑南町役場 新屋様
◇ 町内事業所を対象とした雇用促進連絡会について
・ 平成27年度は7事業所が参加した。
・ 今年度は新たな事業所への声掛けや実施時期の見直しを行なったうえで開催する。

⑪ 美郷町役場 佐竹様
◇ 障がい者就労促進事業について
・ 社会福祉法人わかば会の委託で、みさと館にて就労促進訓練(清掃等)を実施している。
・ 今年度の就労支援部会の開催は未定。

●関係期間との意見交換会

就労支援の取り組みについて

① はあもにぃはうす 東様
・ 大田圏域の中で唯一就労移行支援を実施している。
・ 就労を希望している方であれば誰でも就労支援を行ない、日々の目標やモチベーションアップにつなげている。
・ 現在、就労移行支援を利用している方が3名(全員40代)いるが、他に利用させたい方が3名いる。

② 愛香園 三浦様
・ 平成23年度に就労移行支援は終了した。
・ 現在は就労継続支援B型が28名、生活訓練が2名。
・ 地域にふれていただくことを目的に施設外就労支援を実施している。

③ 邑智園 山田様
・ 本年度より就労移行支援を休止している。
・ 平成27年度に5名就職したが、うち2名は離職された。
・ 就職した際に通勤手段を確保できるよう、免許取得の勉強などサポートを行なっている。

④ はとぽっぽ 岩谷様
・ B型事業として、パン製造、縫製、農業を行っている。
・ 一般就労を希望されている方が7~8名いるが、うち就職に近い方は2~3名。
・ まずは、実習から一般就労を目指して取り組んでいく。
・ 平成27年度は3名が一般就労された。

⑤ 亀の子工房 栗山様
・ 一般就労を希望されている方が10名いるが、うち一般就労が可能だと思われる方は5名。
・ 実習やモニタリング、相談など1人1人のニーズに沿った支援を行なっている。

⑥ ウィンド 野村様
・ 改正発達障害者支援法で、「社会的障壁の除去」「意思決定の支援」「共生社会の実現」「切れ目のない支援」という理念が示された。
・ センターでは、本人の直接の相談に応じたり、会社に訪問して定着支援を行なっている。
・ 1人1人の特性に応じた支援を行なっている。

⑦ 出雲養護学校 秋山様
・ 100名の生徒(2、3年生)が実習予定。
・ 今まで実習を受けたことがない企業などへのPRを行なっているが難しい。県から企業に向けて、謝礼金等の制度について説明していただける機会があればよい。

⑧ 出雲養護学校 岡様
・ 年間3回、現場実習を実施している。
・ 評価表による自己分析を行い、働く意欲を高めている。

⑨ 石見養護学校 松島様
・ ワークセンターやはあもにぃはうすなど、関係機関との関わりや受け皿がある。
・ 本人の希望や意志、気持ちを大切にしながら、就労時期の検討や現場実習を通してのマッチングを行なっている。

⑩ 浜田養護学校 大濵様
・ 全職員で職場開拓を行なっている。企業に対してチラシを配布したり、学校を見学していただく機会を提供している。
・ 就労後、1年以内で辞めてしまう方がいた。平成27年度は4年目で辞める方が多かった。
・ ハローワークやウィンド、レントと協力して、就職後も卒業生に対して2年のアフター支援を行なっている。

⑪ 江津清和養護学校 石川様
・ 高等部では、病弱教育を行なっている。
・ 本年度より、就職コースと進学コースを開設。

⑫ 邇摩高等学校 山﨑様
・ 時間割の中で対象の授業を受ける自立活動を行なっている。
・ 支援対象者は4名(うち手帳なしの生徒あり)
・ 移行支援会議を実施する予定。養護学校での取り組みを真似させてもらっている。
・ 今年度初めて通級の3年生が卒業する。

⑬ 石東病院 岡様
・ 就労を希望している患者については、まず主治医からの意見を聞き、一般企業か施設か見極めを行なったうえで支援がスタートする。
・ 退院後はデイケアを利用される方が多い。亀の子サポートセンターと連携をとっている。
・ 障がい者年金について、40~50代になっても年金を受給していないというケースがある。手帳を持っていたら、年金受給の手続きをしたほうがいいと思うので相談してほしい。

⑭ こころの医療センター 宇谷様
・ 外来患者の中には就労に関する相談をされる方がいる。
・ 石東病院同様、ドクターの意見を基本としており、多くがデイケアからのスタートとなっている。

⑮ サポートステーションおりーぶ 椿様
・ 知的・精神障がいをお持ちの男性で老人ホームに勤務されていた方の支援を行なっていたが、6月に退職。支援の難しさを痛感したが、関係機関と連携を図りながら支援にあたれたことは良かった。

⑯ 亀の子サポートセンター 小倉様
・ 主治医の意見を聞き、就労の許可が出たため、自分で求人に応募してクローズで就職された方がいた。


質疑応答

・ はあもにぃはうす 東様
ハローワーク石見大田の就職件数60件に対し、ジョブ亀の子の就職者数が30件となっているのはどうしてか?
→ジョブを利用せず、ハローワークだけを利用して就職されている方がいるため。
ジョブの利用をやめたり、利用を促しても利用されない方がいる。特に身体障がいのある方が多い。

第1回連絡会議では、他機関の情報提供や状況報告など発表終了後、情報交換会を行ないました。福祉、教育、医療など各分野の機関における状況や取り組み等について知り、とても良かった、参考になったなど感想をいただきました。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

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